3日投開票された東京都清瀬市議補選(定数2)で、日本共産党の藤本いせ子氏(72)=新=が当選し、現有議席を5から6議席に前進させ、単独第1党となりました。定数2に3人が立候補し、藤本氏は7036票(得票率29・74%)を獲得し、次点と98票差で競り勝ちました。
結果を受けて藤本氏は「多くの人から支援をもらった。議会を変えていく」と強調。党清瀬市委員会は「公約の実現へ全力を尽くす」と表明しました。
藤本氏は「平和を守り、憲法9条を生かす政治を。現市政が進める小学校統廃合計画を中止させよう」と訴えてたたかいました。
選挙戦では、自民党が推薦する新人2人が立候補し、自民会派による2議席独占を画策。国会議員との連名ポスターを張り出し、浸透を図りました。
藤本氏は「自民党の2議席独占は許さない」と奮闘。元教員の藤本氏に、教員や教え子と父母、無所属の市議も支援するなど応援の輪が広がりました。
清瀬市議団は、2019年の統一地方選で5議席に前進し、議会招集権を獲得しました。
投票率が39・37%と大幅に下がる中、前回市議選(投票率52・46%、総得票数6008票、得票率19・07%)や衆院選比例(投票率58・43%、得票数5677票、得票率15・70%)を得票数・率ともに上回りました。
(「しんぶん赤旗」2022年4月5日付より)