コロナ特別委を設置/臨時都議会閉会 補正予算を可決

討論に立つ尾崎都議=20日、都議会本会議(写真提供:しんぶん赤旗)

東京都議会第2回臨時会は20日の本会議で、日本共産党が繰り返し求めてきた新型コロナウイルス対策の特別委員会を設置し、コロナ対策の補正予算などを可決して閉会しました。共産党は、1人会派を含めて特別委を構成する独自案を提出しましたが、否決されました。

また、五輪・パラリンピック特別委の設置も可決。共産党は五輪・パラの検証を明確にする独自案を提出しましたが、否決されました。

補正予算案について共産党、立憲民主党は「ワクチン接種促進キャンペーン」経費が「若者に問題があるかのような誤ったメッセージとなる恐れがある」として削除する修正案を共同提出しましたが、自民党、都民ファーストの会、公明党などの反対で否決されました。

採決に先立つ討論で共産党の尾崎あや子都議は、コロナにより自宅で死亡する事例が相次いでいることを示し、小池百合子知事の「自宅もある種、病床のような形でやっていただく」という発言の撤回を要求。あらゆる手段で都民の命を救う体制整備、自粛とセットでの補償で事業者・都民の生活支援強化を求めました。

また、パラリンピックと学校連携観戦を中止し、コロナ対策に集中するよう主張しました。

(「しんぶん赤旗」2021年8月21日付より)