私と日本共産党 衆院比例予定候補は語る/細野真理(39)

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声上げ転換 青年と共に

党准都委員、中央地区副委員長・青年学生部長(写真提供:しんぶん赤旗)

私が党員になったのは2002年。労働者として社会に出た00年前後は、労働者派遣法の改定が一気に進められていったタイミングと重なりました。

企業側に都合のいい派遣労働の拡大は、正社員も巻き込んで労働者同士を競い合わせ、労働環境の悪化を急速に広げました。長引く不景気を名目に、人件費の削減が行われ、現場を最低限の人員で回すということが常態化されていったのもこの時期でした。

私自身、年を追うごとに過密労働になる職場を経験し、切り崩される社会保障制度に不安を感じ、それに引きずられるように悪化していく日本経済を目の当たりにしてきました。街頭で対話をすると「30日連続勤務」「平日は家に帰れないから近くのネカフェ(ネットカフェ)で寝泊まり」という青年に次々出会いました。

この流れを食い止めようと03年から始まった全国青年大集会は、多くの青年の実態を集め、ブラック企業やネットカフェ難民など一大社会問題に押し上げ、悪質なブラック企業を取り締まる規制法案の可決につながっていきました。

声を上げれば変えられる―。この運動に同世代の人と取り組めたことが、私の党活動の原点です。

一方で、いまだに問題の多くが解決していません。コロナ禍により、不安定な生活環境に追い込まれ、苦しんでいる人もさらに広がっています。

総選挙で子どもからお年寄りまで誰もが生きることに希望を持てる政治を実現したい。そのために私は予定候補者として全力を挙げる決意です。

(「しんぶん赤旗」2021年8月18日付より)