各選挙区で大接戦
 都議選は25日告示(7月4日投票)され、42選挙区で合計127議席を争う9日間の選挙戦がスタートしました。どの政党も間近に迫った総選挙の前哨戦と位置づけ、総力をあげて臨んでいます。選挙戦は今夏の東京五輪・パラリンピック開催の是非、感染対策をはじめ、コロナ禍から都民の命と暮らしをどう守るのかを大争点に、1票を争う大激戦です。

 日本共産党(現有18)は、31選挙区に31人を擁立。「五輪を中止しコロナ対策に集中を」と主張し、迅速なワクチン接種、検査の抜本拡充、暮らし、営業への十分な補償、「4つのチェンジで安心と希望のある新しい政治を」と訴え、共感を大きく広げています。立憲民主党(同8)とは1、2人区を中心に候補者を調整し、競合しない選挙区を中心に地域の市民連合を含む共闘が進んでいます。
 一方、前回大きく議席を減らした自民党(現有25)は、公明党(同23)と選挙協定を結び、自公で過半数を狙います。公明は「共産党は大丈夫」との根拠のない「楽観論」を振りまきながら、事実をねじ曲げての共産党攻撃を強めています。大争点である五輪問題では、両党とも開催強行の立場ですが、公約では触れていません。
 都民ファーストの会は都議会第一党の維持を目標に、“小池与党”をアピール。生活者ネット、維新の会、れいわも候補を擁立しています。

北多摩4区 市民連合が応援
 定数2の北多摩4区(東久留米市・清瀬市)。共産党の原のり子都議と都ファ現職、自民新人の有力3氏で争う都内屈指の大激戦区です。
 「市民の宝の議席を、市民と野党の共同の力で守ろう」と19日、東久留米市、清瀬市の両市民連合主催で、街頭演説が西武池袋線・東久留米駅前で行われました。立憲民主党の塩村あやか、共産党の山添拓両参院議員、社民党の青木ゆうすけ・東久留米市議、無所属のふせ由女・清瀬市議が宣伝カーから訴えました。
 多くの人が駆けつけ、要求スローガンが書かれた横断幕を掲げられたり、「わた原ずっと応援隊」(わたし誰がなんといっても原さんをずっと応援し隊)の人たちもプラカードを持って駆けつけ熱気があふれました。
 司会者が、みどりの党が原都議を推薦したことを紹介。「選挙で変えよう東久留米市民連合」のの井口信治氏が、「立憲主義を回復して新しい都政・国政を目指す市民連合として、原さんを応援することに決めた。共に頑張りましょう」と呼びかけました。

 青木市議は「市民の味方となってくれる、声をきっちりと都議会に届けてくれる原さんを送り出さないといけない」、ふせ市議は「ジェンダー平等に取り組み、子どもの未来を考える原さんを都議会に」とエールを送りました。
 塩村氏は「公的支援を切っていく知事に見える。公的支援を守るのが政治の役割」と強調。山添氏は緊急事態宣言を解除し、五輪開催に突き進む危険を指摘。五輪中止、都立・公社病院の独立行政法人化反対を明言しているのは原都議だけだと紹介。「立場の変わらない自民と都ファに独占させる訳にはいかない」と力を込めました。
 原都議は「自己責任を押しつける政治から命を守る人に優しい政治に転換したい。市民の声を受け止め、代弁者として引き続き都政の場で働きたい」と決意を表明しました。