目黒区(定数3)では、日本共産党の星見てい子予定候補(63)=現=が2期目を目指し、他の有力6氏と日々、激戦をくり広げています。
「コロナ対策と両立できないオリンピックはきっぱり中止し、ワクチンの安全・安心の接種、大規模検査、暮らしが成り立つ補償と医療機関への支援を都が責任もって行うべきです」。中目黒駅で小池晃書記局長を迎えた演説会で星見氏は訴えました。通行人から拍手や手振り、「期待している」と声がかかります。
生活相談拡充
区議時代から続ける週1回の生活相談をコロナ禍で拡充し、150件の給付金申請につなげました。住民の願いに寄り添い、都政を前に動かしてきました。
都議会文教委員長のとき、私立高校授業料無償化を年収910万円未満の世帯まで拡充。都営住宅新規増設22年間ゼロのからくりを暴き、10年間応募し続けている夫婦の思いを代弁し、知事に増設を迫りました。「コロナ病床の3分の1を担う都立病院をもうかる病院に変える、自公や都民ファーストの悪だくみをやめさせ、給食費無償化を実現するためになんとしても再選させてほしい」と力をこめます。
チラシを見て駆け付けた女性(50代)は「共産党が提案する当たり前のことを自公や都民ファーストが否決してきた。あきらめずに声をあげる星見さんを応援したい」と話します。
宣伝第1党へ
「暮らしを守る宝の議席、唯一の女性都議の再選を」と同区の日本共産党は、星見氏の実績紹介リーフを作成。音出しとビラ、ポスター第1党をめざし、40世帯に1回のハンドマイク宣伝を実施。八雲支部の宣伝では、通りかかりの人のほとんどがリーフを受け取り、中国について疑問を持つ人も対話で支持を約束。「知り合いにリーフを渡せる方はいますか?」と声をかけ、「2人、3人なら」と広げてもらう行動を星見氏先頭に進めています。
同区では星見氏のほかに、都民ファースト、公明の現職に加え、自民2元職、立民現区議、維新元道議の6人が立候補を予定しています。
前回共倒れした自民党は、17年衆院比例では日本共産党の4倍を得票。元職の1人は4種のポスターを張り出し、支持依頼の電話を開始。別の元職はワクチン担当の河野太郎規制改革担当相の音声で宣伝カーを走らせ、町会・業界をしめつけます。公明現職はポスターを次々張り出し、高齢者のワクチン予約の手伝いや全国からの手紙で議席死守を訴え。星見氏の勝利には、自公を上回る大幅な得票増が必要です。
(2021年6月8日付「しんぶん赤旗」より)