学費下げ・性教育、一緒にできる/若者+共産党議員 政策語る

吉良・清水・山添議員が参加

大学生や高校生などの若者と議員が意見交換するイベント「日本版ユース・パーラメント2021」が22日夕、日本共産党本部で行われ、党青年・学生委員会責任者の吉良よし子参院議員、清水忠史衆院議員、山添拓参院議員が参加しました。このイベントはオンライン配信もされ、約4000人が視聴しました。主催は日本若者協議会です。


日本若者協議会から提言を手渡される(右端から)清水、山添、吉良の各氏ら=22日、党本部(写真提供:しんぶん赤旗)

意見交換では、▽若者の政治参加▽教育▽労働▽ジェンダーについて同協議会の提言をもとに議論しました。

教育分野の提言をした大学1年は、「大学の授業料の上昇が、親や学生の大きな負担になっている。世界的にも日本の学費は非常に高い」と指摘。返済不要の奨学金の拡充や大学授業料の減額などを求めました。

吉良氏は、政府の大学等修学支援制度は学生のごく一部しか対象にならないと批判し、「学費そのものを下げていく方向性をみせるのが政治の責任だ」と指摘。学費が下がらない最大の要因は「大学の運営費交付金や私学助成金を政府が引き下げてきたからだ。高等教育予算を増やしていくことが欠かせない」と語りました。

大学1年は、性被害をなくすために性教育の拡充が必要だと訴えました。吉良氏は、被害者にも加害者にもさせないように「一人の人間を尊重する人権教育としての性教育が必要だという立場でこの問題を進めていきたい」と表明しました。

参加した高校3年生は、党議員から「一緒に頑張ろう」と言われたことで「若者政策を国会議員と一緒にできると自信が持てました」と語りました。

同協議会は、若者の声を政策に反映させようと、これまでに与野党と意見交換をしてきました。

(2021年4月24日付「しんぶん赤旗」より)