都知事候補 カジノへの態度は?/東京連絡会が公開質問状への回答状況を公表

宇都宮けんじ候補 誘致きっぱり反対/小池候補 いぜん態度表明せず

弁護士や司法書士、主婦連合会などの個人や団体でつくる「カジノいらない!東京連絡会」が26日、都庁内で記者会見し、都知事選の争点であるIR(カジノを中核とする統合型リゾート)東京誘致への態度を各候補者にきいた公開質問状への回答状況を公表しました。

日本弁護士連合会元会長の宇都宮けんじ候補は誘致に「反対」と明言。
「人の不幸を踏み台にして経済活性化を図る。これは政治家の堕落以外のなにものでもない」としたうえ、「カジノは中止すると明言するよう、小池候補に迫っていきたい」と述べています。

現職の小池百合子候補は「決めていない」としたうえ「メリット・デメリットを総合的に検討していく」と、従来と同様、態度を明確にしない、不誠実な回答をしました。

れいわ公認の山本太郎候補は「反対」と回答。全体で5人の候補が回答しました。

同連絡会事務局長の三上理弁護士は「今回当選した知事の任期中にIRを誘致するかどうかの結論を出さなければならず、この知事選が都民の意思を問う最後の機会になる」としたうえ、「現職の小池候補の回答が従前と同じだったことは残念だ」と述べました。

(2020年6月27日付「しんぶん赤旗」より)

icon-arrow-circle-o-right「カジノいらない!東京連絡会」公式サイト
icon-arrow-circle-o-rightFacebookページに質問状が掲載されています