【都議会 決算特別委】和泉なおみ都議 駅のホームドア 設置推進求める

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質問する和泉議員=23日、都議会各会計決算特別委員会分科会(都議団事務局提供)

東京都葛飾区の京成立石駅で、視覚障害者の女性がホームから転落し、電車にはねられ死亡した事故(1日)を受け、日本共産党の和泉なおみ都議は23日の都議会各会計決算特別委員会分科会で、鉄道駅へのホームドアの設置推進を求めました。

都は設置に向け「関係機関で協議中だ」と明らかにしました。

和泉都議は、ともに現地調査を行った視覚障害者が「ホームドアがなければ、ホーム転落の決定的な防止にならない」と語ったことを紹介。

同駅で高架化の用地取得が完了し、工事着手の状況が整ったとして、「新設するホームは老朽化した現在のホームに比べ、ホームドア設置が容易にできるはずだ」とただしました。

都都市整備局の森高志担当部長は、京成電鉄が同駅の高架化完成後のホームドア設置について「関係機関と協議・調整を行っている」と答えました。

和泉都議は、都が京成電鉄や葛飾区と協議を進め、設置を実現するよう要望。
都が2030年までにホームドア未整備駅の半数に設置を目指し、鉄道事業書や区市町と整備計画をつくるとしたことに触れ、計画策定の際に「視覚障害者団体と意 見交換し、十分に反映してほしい」と求めました。

(2019年10月25日付「しんぶん赤旗」より)