【豊島区長選】区政の転換へ共同/山口区長候補と各党代表訴え

豊島区長選で18日、区民と野党が共同する山口みのる候補(70)=無所属新=が大塚駅北口で、推薦・支援する各党の代表と演説し、「開発優先で国民健康保険の差し押さえを進める区政から、区民の生活を守る区政に転換を。区長に押し上げてほしい」と訴えました。

鈴木、渡辺、吉良の応援を受け訴える山口区長候補=18日、東京都豊島区(「しんぶん赤旗」提供)
立憲民主党の鈴木庸介・東京10区総支部長は「区民の貧困が広がっている今、区政がやるべきことは大型劇場建設より、人を大事にする区政だ」と力説。

自由党の渡辺浩一郎都連会長は「区民のための区政に変えるため、多くの人に声をかけて、山口さんへの支持を広げてほしい」と呼びかけました。

日本共産党の吉良よし子参院議員は「安倍政権の消費税増税にストップの声を、豊島区から示そう。高過ぎる国保料を値下げし、区政に福祉の心を取り戻す山口さんを押し上げよう」と訴えました。

山口氏は「池袋駅前再開発に巨額をつぎ込むのではなく、住み続けられる豊島区へ、区営住宅の建設や民間住宅の借り上げを進める。高過ぎる国保料を引き下げる」と公約を掲げました。

訴えを聞いた男性(70)は「開発優先の今の区政を山口さんで変えないと、住み続けられる豊島区にならない」と期待を語りました。

(2019年4月20日付「しんぶん赤旗」より)