自民議員が執拗な要請 電話とメールの間にも
吉良よし子議員「政治介入そのもの」

質問する吉良よし子議員=23日、参院文科委
日本共産党の吉良よし子議員は23日の参院文教科学委員会で、名古屋市立中学校での前川喜平前文部科学次官の授業をめぐり、自民党議員の働きかけを受けた文科省が同市教育委員会への執拗な調査をしたのは、「教育内容への国家的介入の抑制をうたった憲法に反する、教育への不当介入だ」と批判し、無反省な文科省と林芳正文科相の姿勢をただしました。

調査をめぐっては、自民党文科部会長の赤池誠章参院議員と、部会長代理の池田佳隆衆院議員の働きかけが発端だったことが明らかになっています。
同省は、あくまでも「初等中等教育局の判断で行った」と言い張っていますが、赤池、池田両氏の問い合わせなどがあった事実を、報道されるまで隠ぺいしていました。

同省は市教委に対し、前川氏の経歴等を中傷する高圧的な質問メールを2回にわたり送りつけています。
その質問メールを送る前に、池田議員が同省に「さらにわかったことがあれば教えてほしい」と要請していたことが、吉良氏の質問で判明。
同省が池田議員に市教委への電話の結果を報告した際のやりとりだと、高橋道和初中局長が認めたものです。

吉良議員は、これら自民党議員の要請が今回の調査の動機となった可能性が強まったと指摘。
さらに、同省が事前に調査内容を池田氏に示し、同氏の意見を参考に内容を一部修正した事実を示し「これこそ政治介入そのもの。文科省が主体的に政治家のいいなりになっている」と断じました。

林文科相は調査項目のうち出会い系バーに関する記述は一方的な報道をもとにしたもので「誤解を招きかねない」と答弁する一方、「調査は法令に則ったもの」だとして、前川氏らへの謝罪を拒否しました。

吉良議員は「前川氏が授業を行った事実のみでは、調査が必要な法令違反などがあるとは言えない。調査権の乱用だ」と文科相の姿勢を糾弾しました。

(2018年3月24日付「しんぶん赤旗」より)

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