【東京母親大会】9条で世界とつながる~1470人が学習・交流

2017年東京母親大会が10日、「憲法施行70年、9条で世界とつながろう」をテーマに江戸川区のタワーホール船堀で開かれ、1470人が参加しました。

全体会は、地元江戸川太鼓の迫力ある演奏から始まり、「私たちは憲法9条と共に生きる~世界から見た日本」と題してドイツ文学翻訳家の池田香代子さんが記念講演をしました。

「戦争ってなに? 戦争の加害と被害を学ぶ」をテーマに、中国人戦争被害者の要求を実現するネットワーク事務局長の大谷猛夫さんが日本の戦争加害が償われないのはなぜかについて報告。

女優の横井量子さんが一人芝居「慰安婦を語る」を熱演し、台湾の「慰安婦」のドキュメンタリーDVDを上映しました。

「ヌチドゥタカラ(命こそ宝)沖縄とともに」「社会保障、憲法が生きる社会を」「親子で遊ぼう・作って遊ぼう」「どう変わる『特別の教科 道徳』」「私たちは普通に暮らしたいの~こんな働き方おかしい」の5つの分科会に別れ学び合いました。

「憲法9条で世界とつながろう」をテーマに開かれた東京母親大会=10日、江戸川区
「憲法9条で世界とつながろう」をテーマに開かれた東京母親大会=10日、江戸川区
この日が初公開のドキュメンタリー映画「OKINAWA1965」を上映。
35歳の監督・都鳥伸也さんと、撮影の双子の兄・拓也さんが、この作品に寄せる思いと今後全国で上映運動に取り組んでいく意気込みを語りました。

「運動の交流」では各団体が憲法の条文に照らして発言。憲法違反がいかにまかり通っているかが明らかになり、学習・交流を力に声を挙げ行動し、「安倍改憲NO! 全国3000万署名を成功させよう」と確認し合いました。

(12月16日付「しんぶん赤旗」より)