給食無償 小学校も 足立区

共産党質問に教育長

東京都足立区は22日、小学校給食の無償化について10月をめどに無償化する方針を示しました。区議会本会議で日本共産党の、はたの昭彦区議の代表質問に、大山日出夫教育長が答弁しました。

同区では、区民の運動と共産党の論戦・提案で2020年に第3子の学校給食無償化(第2子は半額)が実現。今年4月からは中学校での完全無償化が実現しました。

5月の区長・区議選では、共産党と西山千恵子区長候補(無所属)が小学校給食の無償化を掲げ、今月9日には区民が、小学校給食の無償化を求める署名を区に提出していました。

はたの氏は、区が当初、給食無償化には「事業の見直しも含めた恒久的な財源対策」が必要としていたのに、中学校給食無償化で「事業精査で財源を確保できた。やる気があればできることの表れ。問われているのは事業の優先度と区の姿勢だ」と強調。区民に立ち退きを求める道路建設や、住民要望のない大型開発よりも、区民の声に応え、コロナ禍でも積み増した積立金を活用し、直ちに小学校給食無償化に踏み出すよう迫りました。

「10月めど」答弁

大山教育長は、積み増し金を活用するとして「小学校給食無償化は今年10月をめどに実施すべく必要経費を精査中」と答弁。9月区議会に補正予算案を提出すると明らかにしました。

(「しんぶん赤旗」6月24日付より)