共産党議員が市民と対話 政治の力で最賃1500円へ

田村智子氏トークライブ 東京・中野区で民青と

 日本共産党の田村智子参院議員・副委員長は17日、東京都中野区で日本民主青年同盟とともにトークライブを開き、「政治の力で最低賃金1500円を実現しよう。くらしを破壊する大軍拡を止めよう」と呼びかけました。羽鳥だいすけ区議もともに語りました。

 民青同盟の司会者が田村氏に青年からの疑問を投げかけました。「日本の賃金が上がらない原因は?」と問われた田村氏は、「非正規雇用が増え続けているのが原因だ。厚労省の白書でも明らかだ。自民党政権が規制緩和で労働者を使い捨てにする社会にしてしまった」と指摘しました。

 「共産党はどのように最賃を引き上げようとしているのか」との質問に、田村氏は「アベノミクスで増えた大企業の内部留保に時限的に課税し、中小企業に支援を行い、全国一律で一斉に賃上げを行う。最賃で働くケアワーカーや女性全体の賃上げを図る」と答えました。

 田村氏は「働く人を大事にする政策を壊すのが大軍拡だ。暮らしと平和を駄目にする大軍拡を止めよう」と訴えました。

 群馬県から来た男子高校生(18)は、「地方に住んでいるので、田村さんが都会と地方で生活にかかるお金は変わらないから、同時の賃上げが必要だと言ってくれたのはうれしかった。最賃1500円は大賛成」と話しました。

(しんぶん赤旗2023年2月20日付より)