ロシアのウクライナ侵略に抗議 新宿で山添氏訴え

悪夢の時代 戻さない


 日本共産党の山添拓参院議員が呼びかけた、#No War In Ukraine ウクライナ侵略抗議行動が6日、新宿駅東口で行われました。参加者は次々に発言し、ロシアのウクライナ侵略に抗議の声を上げました。

 山添氏は、国連総会で今月2日まで行われた、緊急特別会合での国連事務総長やウクライナ大使の発言を紹介。「20世紀の二つの戦争を通じて、戦争で物事を解決してはいけないことが国際社会のルールとして通用してきた。世界がまた戦争で物事を解決する時代に戻るのは悪夢でしかない。『戦争、侵略はやめよ』という声をいっしょに上げましょう」と呼びかけました。

 平和新聞の有田崇浩編集長は、「戦争による恐怖から現地の人を救うためにも、これ以上ロシア軍の砲撃による犠牲者を出さないためにも、直ちに撤退するよう、世界中から声を上げ続けていかなければならない」と訴えました。

 青龍美和子弁護士は「日本の政治家から、憲法9条は意味がないという声が聞かれるが、憲法9条も、国連も、戦争を二度と繰り返したくないという人々の声から生まれた法規範。どんな理由があっても、軍事力、暴力による解決は許されない」と話しました。

 実藤政子さん(50代)は「日本は憲法9条という、世界に誇る平和憲法を持っている。それを大事にして、平和を守っていかなければならないと思います。ウクライナがいち早く停戦になり、悲惨な状況からいち早く解決してほしい」と訴えました。

 参加者は思い思いにウクライナ国旗の2色を身につけ、プラカードを手にアピールしていました。

(「しんぶん赤旗」2022年3月8日付より)