「都議選駆ける」唯一の看護師出身都議/大田区(定数7)藤田りょうこさん(46)現

都民要求を掲げ質問する藤田りょうこ都議(写真提供:しんぶん赤旗)

「実態にまさるものはない」。先輩議員からの言葉を、いまも胸に刻んでいます。

洪水が発生すれば被害者宅へ駆けつけ、自転車置き場が足りないと聞けば都当局と交渉する―。看護師から転身し、走り続けてきた4年間。大事にしてきたのは現場の声を議会に届けることでした。

127人の都議のうち看護師出身は自身だけ。新型コロナウイルスの感染拡大克服に向け、PCR検査の拡充や医療機関への直接支援を要求するなど何度も質問にたちました。

いくつもの要求を実現する一方、「そういう制度ですから」と、はね返されたことも。「医療従事者は命がけで働いています。今後も現場の声を土台に、要求実現に力を尽くしたい」。2期目への決意を語ります。こうした姿勢に「誠実で、頼れる人」「困っている人のところに駆けつけ、寄り添ってくれる人」と都民からも信頼が寄せられています。

昨年11月、都営浅草線西馬込駅周辺に新たな駐輪場の設置を実現しました。要望を続けてきた住民からは、「すぐに都交通局と懇談の場を持ってくれた」「交渉の内容を分かりやすく私たちに伝えてくれた」と話します。

大田区は、定数が一つ減り定数7。都民の命、生活を守るべく、きょうも現場に駆けつけます。

看護師20年。都議1期(厚生委員)。

(2021年4月9日付「しんぶん赤旗」より)