《中野区・浦野さとみ候補》バトンタッチで新しい都政の実現を/小池書記局長が訴え

声援に手を上げてこたえる(右から)植木こうじ都議候補、浦野さとみ都議候補、小池晃書記局長、谷川智行衆院候補=11日、東京・中野駅北口
声援に手を上げてこたえる(右から)植木こうじ都議候補、浦野さとみ都議候補、小池晃書記局長、谷川智行衆院候補=11日、東京・中野駅北口

各党が火花を散らす東京都議選(23日告示、7月2日投票)で日本共産党の小池晃書記局長は11日、中野区(同3)で浦野さとみ候補の勝利を訴えました。小池氏が、勇退する植木こうじ都議の議席を浦野候補に必ずバトンタッチし、新しい都政の実現をと訴えると、聴衆から熱い拍手が送られました。

定数1減の中野区では中野駅前での共産党街頭演説会と前後して自民、公明が演説会を行い、別の場所では都民ファーストの会も屋内演説会を開くなど必死の攻防が繰り広げられました。

植木都議は、安倍政権が破壊しようとしている平和と民主主義への思いを語り、「憲法9条守れの1議席、何としても浦野さんに引き継がせていただきたい」と訴えました。

区議として活動してきた浦野候補は、生活相談で寄せられた声を記したノートを掲げて「皆さんの思いを都政にまっすぐ届けます。何としても押し上げてほしい」と力を込めました。

小池氏は、築地市場移転問題の根本に、自民、公明が石原、猪瀬、舛添の3代にわたる大型公共開発優先の政治を支えてきたことがあると強調。今年の国保料が東京23区で一人あたり7252円も値上がりし、2011年から合わせると2万5000円の値上げになると指摘し、「中野区は値上げの通知を13日に発送するという。選挙の投票所の入場券と同じように送るという。浦野さんへの一票で怒りの返事をだそう」と力をこめました。

小池氏は、浦野候補の手を高く掲げ、「論戦力は抜群。何より苦しい立場の区民によりそう優しい心を持った人です。植木さんの議席を引き継ぐため、必ず勝たせてください」と訴えました。

母親と3歳の息子と演説を聞きに来た女性(40)は「共謀罪は絶対だめ。小池さんの話は力強かった。子どものことを考えると、食の安全は気になります。浦野さんは豊洲移転中止を訴えている。絶対当選してほしい」と感想を語りました。

(しんぶん赤旗」2017年6月13日付より)