日本共産党の里吉ゆみ東京都議は29日の都議会文教委員会で、2020年東京五輪大会の競技施設工事契約問題を取り上げ、競技場施設としてふさわしくないうえ建設費が増大すると指摘し、反対しました。

都が1月に仮契約を結んだ競技施設工事は、アクアティクスセンター(水泳、約469億円)、有明アリーナ(バレーボール、約360億円)、海の森水上競技場(ボート・カヌー、約248億円)の3件です。

里吉氏は、海の森は協議に影響を与える海風や波の対策が十分ではないと指摘。関連経費を含めた整備費は当初計画の69億円から491億円と7倍に膨れ上がっていると批判し、場所を変更するよう要求しました。

オリンピック・パラリンピック準備局の花井徹夫施設輸送担当部長は、防風林を造成しても風速を軽減できるのは2000メートルのコースの約4分の1で、消波装置を設置すれば波の高さを6割程度軽減できると答えました。

里吉氏は、有明アリーナのメーンアリーナがイベント中心の施設のためコンクリート床になっており、小中学校が近くにある文京地区にはふさわしくないと指摘。木製床にして都民のスポーツ施設として整備するよう主張しました。

また、アクアティクスセンターの観客席2万席は課題であり、五輪大会後に1万5000席を撤去する改築費が74億円かかることを批判し、規模を縮小するよう求めました。

(「しんぶん赤旗」2016年3月2日付より)