私と日本共産党 衆院比例予定候補は語る/谷川智行(50)

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医師、党東京都副委員長、東京4 区重複

命守る政治 医師として

小学生の時、アジアやアフリカの難民の姿を報じるテレビ番組に衝撃を受け、「人の役に立ちたい」と思ったのが、医師を目指すきっかけでした。

医学部入学直後、医療費が払えず治療ができない患者さんの実態を知り、深く悩みました。そんな時に出会ったのが日本共産党員の先輩でした。「社会は変えられる」という言葉に視界がぱっと開けたことを鮮明に覚えています。あれから30年。先日、永年党員証を受け取り、身が引き締まる思いです。

医者として現場で働く中で、経済的な理由から治療を中断する患者さん、手遅れで亡くなる患者さんに数多く出会い、政治を変えなければ命は守れないと痛感してきました。「社会や政治に対して無関心であることは、患者さんに無関心であるのと同じ」との思いを強くし、さまざまな社会運動にも参加。原爆症認定訴訟医師団の一員として被爆者の皆さんとともに歩んできたことも、生活に困窮する方々の支援活動に取り組んできたことも、私にとっては、命を守る医師として自然なことでした。

理不尽な現実に直面した時に、ちゅうちょなく「変えよう」と連帯して行動できることは、日本共産党員としての誇りある生き方だと改めて実感しています。

いよいよ総選挙です。命を大切にする政治が、これほど切実に求められる時はありません。日本共産党の躍進、野党共闘の勝利で、命を最優先にする政治を何としても実現したい。4度目の挑戦。今度こそ、必ず国会に駆け上がります。

(「しんぶん赤旗」2021年8月17日付より)