《オスプレイ》横田基地配備認めない 住民らが防衛省にヒアリング/宮本徹・山添拓議員・都議ら参加

オスプレイをめぐり防衛省とのヒアリングに臨む参加者=13日、衆院第1議員会館
オスプレイをめぐり防衛省とのヒアリングに臨む参加者=13日、衆院第1議員会館

2017年後半に米空軍横田基地(東京都福生市)への配備が狙われているCV22オスプレイをめぐり13日、安保は来中央実行委員会と、横田基地周辺などの住民らは、防衛省へのヒアリングを行いました。事故や騒音への不安、関係自治体や住民への事前情報がないことへの怒りの声が上がりました。

日本平和委員会の千坂純事務局長は「CV22は特殊作戦部隊が使う。これまでにも要員の拉致、暗殺など国際法を無視した作戦をしている。そういう訓練や作戦を日本は認めるのか」と述べました。

横田基地の撤去を求める西多摩の会の高橋美枝子さんは「横田基地周辺10自治体を回ったが、来年に配備が迫っているのに新たな情報はないといっていた。政府は情報を明らかにしてほしい」と迫りました。CV22が21年までに10機配備されると、すでにあるC-130Hの14機と合わせて、騒音が倍になると指摘。「『影響はない』なんて言わないで」と訴えました。

長野県佐久市の住民は、飛行ルートに含まれる地域で動植物が夜間、低空を高速で飛行するCV22の下降気流を受ける悪影響の疑問をぶつけました。

日本共産党の宮本徹、斉藤和子、藤野保史の各衆院議員、山添拓参院議員と都議、区議、市議が参加。宮本議員は「騒音などで多くの住民が苦しんでいる。CV22の横田配備は撤回すべきだ」とのべました。

(「しんぶん赤旗」2016年12月14日付より)