ネットカフェ利用者支援を/民青・学生が都知事に要請

都の担当者に申し入れる民青同盟員や学生ら=12日、東京都庁(写真提供:しんぶん赤旗)

日本民主青年同盟東京都委員会と学生ボランティアは12日、ネットカフェ等利用者に聞き取った結果をもとに、小池百合子東京都知事宛てに要請しました。日本共産党の谷川智行比例東京ブロック予定候補(4区重複)、西之原修斗11区予定候補、吉川ほのか24区予定候補と、池川友一、尾崎あや子、米倉春奈の各都議が同席しました。

参加した学生は、ネットカフェ利用者の多くが「先が不安」と話していたことを紹介し、「安定して住む場所や、家賃補助制度を、緊急につくる必要がある」と話しました。

西之原氏は相談・支援の情報を受け取れない人がネットカフェで宿泊していると指摘し、「施策の周知徹底がとても大切」だと話しました。

谷川氏はワクチンの接種券が手元にないので接種したくてもできない事例を話し、「本人が今いる自治体の窓口で手続きして接種できるようにしないと諦めてしまう」と指摘しました。

要請では、▽非正規、シフト制で働く人が有給のワクチン接種休暇を取れるように企業・事業所に対する支援▽ネットカフェ利用者に無料のPCR検査を定期的に提供▽利用者への「東京チャレンジネット」などの相談窓口・支援の周知徹底▽家賃補助制度を東京都として開始―などを求めました。

(「しんぶん赤旗」2021年10月13日付より)