日本共産党京都島しょ議員団11日、医療体制が脆弱(ぜいじやく)な島しょで新型コロナウイルスのワクチン接種と、感染拡大を抑える対策強化とを支援するよう、小池百合子都知事宛てに申し入れました。

申し入れでは、緊急事態宣言が延長される中、島しょでも9町村中6町村37人の感染者が確認され、「感染者が出ていない町村でも不安と警戒を強めている」と強調。島しょ医療拠点の都立広尾病院(渋谷区)が現在、コロナ感染症対応を最優先にしていることに触れ、島しょ医療を絶対後退させないことを強く求めました。

その上で、
▽広尾病院以外の都立病院、公社病院でも島しょ医療対応を万全に行い、医師・看護師などの増員を含め体制を強化する
▽国のワクチン供給計画の内容を早期に自治体に連絡し、ワクチンの輸送・保管に必要な設備を配備する
▽無症状感染者を発見するPCR検査が島内でできる体制を取り、検査結果が早く本人に分かるようにする
▽島しょの中心産業の観光業に減収補填(ほてん)を行う
―ことなどを要請しました。

(「しんぶん赤旗」2021年3月17日付より)