ケアに手厚い街へ/里吉ゆみ(現)世田谷区(定数8)

里吉ゆみ(現)世田谷区(定数8)

道路陥没事故を起こした東京外環道の地下トンネルエ事は、「地下40メートル以上深い所なら地上に影響が出ない」と住宅地の地下にトンネルを通す大深度法がいかに無謀だったかを明らかにしました。

「住環境を破壊する大型道路はいらない」と、各地の住民運動のみなさんと力を合わせてきました。

コロナ禍で、人は一人では生きられないこと、一人一人の命と暮らしを守るためにこそ政治があることを、改めて実感しました。

今は何よりも、新型コロナウイルスから都民の命と暮らしを守るため力を集中する時です。誰もが安心して暮らせる、ケアに手厚い東京へ切り替えることが求められています。

医療的ケア児専用のスクールバスが導入され、特別支援学校に通える子どもが増えました。訪問授業を自宅で受けている子も含め、学びの場をさらに増やしたい。

また、両親の介護を通じて、認知症になっても、介護が必要になっても、その人らしく尊厳を持って暮らせる東京をつくりたいと決意しています。引き続き都議会で働けるよう全力を尽くします。

さとよし・ゆみ
党都議団政調委員長代理、都委員。都議会環境・建設副委員長、都議2期。帝京大学卒。

(「しんぶん赤旗」2021年3月6日付より)