困ったときは共産党に/支援に奮闘する谷川智行比例候補

新型コロナウイルス危機が広がるもと、日本共産党は「困ったときは共産党に相談しよう」と呼びかけ、全国で相談・支援活動にとりくんでいます。「しんぶん赤旗」に掲載された、支援に奮闘する谷川智行東京比例ブロック候補(東京4区重複、医師)の活動を紹介します。


年越し支援・コロナ被害相談村で相談を受ける(左から)小池晃、谷川智行、笠井亮の各氏=2日、東京都新宿区(写真提供:しんぶん赤旗)

命、くらしを守る

谷川氏は9日、東京都庁前で行われた食料配布と生活相談を行う「緊急相談会」(NPO法人もやい、新宿ごはんプラスの共催)に医療ボランティアスタッフとして参加。「体調はどうですか?」と利用者に声をかけ、血圧測定などを行いました。相談者からは「ネットカフェを転々としている」「病院を受診できず健康が心配」などの声が出されました。同「緊急相談会」には200人以上が集まり、改めてコロナ危機によって生活困窮が深刻になっていることか浮き彫りになりました。

谷川氏は年末年始も連日、「年越し支援・コロナ被害相談村」などにスタッフとして参加しています。飲食店や製造業などで非正規労働者として働いていた中で新型コロナの影響で収入か減ったり、仕事を失った人からの相談が多く、小さな子どもを連れた女性の姿も見られました。「今日、明日の暮らしをどうすればいいか分からない」と追い詰められている状況を語る相談者に、谷川氏は生活保護などの公的支援制度を提案しています。

医療の充実を

演説する谷川氏=9日、東京都大田区内(写真提供:しんぶん赤旗)

9日は候補者として大田区で宣伝活動にとりくんだ谷川氏。蒲田駅前での演説では「東京ではコロナ感染の拡大で入院先や宿泊療養先が決まらない人が5千人以上いる。政冶がすべきことは、罰則ではなく、全ての人が治療が受けられる環境をつくることです」と検査・医療体制の充実を主張。消費税の緊急減税なども提起し、「国民の暮らし、命を守る政治を実現していくために総選挙で日本共産党を大きく躍進させてください」と訴えました。

谷川氏の演説を聞いていた男性(58)が「家族からDV(ドメスティック・バイオレンス)を受けてネットカフェを転々としている」と記者に話しました。演説後、その実態を知った谷川氏は男性と連絡をとり、行政支援につなげることを約束しました。

つらさに応答

支援にとりくむ人々の中でも政治の転換を求める声が広かっています。谷川氏と共に相談支援活動を行ってきた大西連さん(自立サポートセンター・もやい理事長)は「政治が『コロナで困っている人を支える』と率先して言うときなのに、菅首相はコロナ禍の中でも『自助、共助』と自己責任を強調している。自己責任を押し付ける政治から、一人ひとりのしんどさに応答する政治への転換を求めたい」と言います。

そして「谷川さんはリーマン・ショック(2008年)の頃から困窮者支援活動にとりくんできた人。弱い立場の人に医療を届けることを大事にしてきた谷川さんのような政治家が増えれば、圧倒的に社会は良くなる。共産党も同じで、一人ひとりの生活を良くすることに力点を置いている。期待したい」と語りました。

(2021年1月11日付「しんぶん赤旗」より)