仲見世「先見えない」

 山添拓参院議員
山添拓参院議員 

日本共産党の山添拓参院議員と鈴木のぼる、山口銀次郎両台東区議は7月30日、同区の浅草仲見世通りで土産物店を営む浅草商店連合会の理事長と懇談しました。

理事長は、自身の店舗を5月末から再開したものの、かつては観光客で”ラッシュアワー状態”だった仲見世通りがコロナ禍で閑散とし、6月の売り上げは平常時の2%まで落ち込んだと紹介。
「うちの今日の売り上げは700円。ゼロ円という店もある。これまでの蓄えを取り崩しているが、費用が出て行くばかりで、何日持つだろうかと考えると体に悪い。 東日本大震災の時も10%まで落ち込んだが、1年かけて回復した。今回は先が見えない」と語りました。

山添議員は「感染の震源地を把握し、そこでは誰でもPCR検査を受けられる仕組みをつくり、感染を防止し生業(なりわい)を支援することが大切です」と強調しました。

理事長は「感染が一拡大しているもとでのGoToキャンペーンは、『感染が増えている地域から来ないで』となって、国民の気持ちがバラバラになる。国民が相互を思いあう一体感が残るようにしなければいけない」と話しました。

(2020年8月4日付「しんぶん赤旗」より)