【都知事選】新しい都政を一緒に/宇都宮けんじ候補、市民+野党議員と

宇都宮けんじ候補
聴衆から声援をうける宇都宮候補=3日、東京都杉並区(「しんぶん赤旗」提供)

投開票(5日)まで残りわずかとなった東京都知事選―。

3日、宇都宮けんじ候補が各地で「新しい都政を一緒につくろう」と訴えました。
市民と野党共闘の議員らが応援弁士として次々とマイクを握りました。

宇都宮候補は、小池百合子知事のコロナ対応の遅れを指摘し「小池知事にコロナ対応は任せられない」と力を込めました。

また、学校給食無償化の実現など財源を示して訴え、「社会の転換が迫られている。選挙の主人公は皆さんです。子どもたちに希望の街、東京を残したい。私と一緒にたたかい抜いてほしい」と呼びかけました。

杉並区のJR荻窪駅前では、日本共産党の藤野保史衆院議員、立憲民主党の塩村あやか参院議員が応援に立ちました。

藤野氏は、コロナ対策などで国民の声が政府を動かしていると強調。「みなさんの力を知事選で示してほしい。都民全員が輝ける都政をつくろう」と訴えました。

塩村氏は、小池知事には公約実現の姿勢はないと批判し「財源も示して公約を達成してくれるのが宇都宮候補です」と訴えました。

豊島区の池袋駅前では、今年4月まで病院で働いていた29歳の男性が発言。「(当時は)日に日にアルコールやマスクが減っていきました。救急車の要請にも対応できないほど。ピリピリした空気が流れ大変な状況でした」「小池都知事は私たちに何をしてくれたのか? もっと必要な対策をしてくれる人を知事にしたい」と宇都宮候補当選を訴えました。

荻窪駅ではボランティアの30歳の女性=葛飾区=が「SNSを通じて宇都宮候補を知りました。私は児童福祉に携わっているので学校給食無償化を実現して子どもにやさしい社会にしたい」と話しました。

池袋駅で訴えを聞いた30歳の尼僧=中野区=は「財源論がしっかりしている。大型道路の予算を削り、本当に必要な所に回してほしい。若者が積極的に政治参加できるような教育や啓発活動を進めてほしい」と語りました。

各地で日本共産党、立憲民主党、社民党の各議員らがマイクを握りました。

(2020年7月4日付「しんぶん赤旗」より)