【都議会予算特別委】病完独法化の予算案可決/共産党、組み替え要求

星見てい子都議
星見都議=25日、都議会予算特別委
(「しんぶん赤旗」提供)

東京都議会予算特別委員会は25日、都2020年度予算案を都民ファーストの会、公明党、自民党、立憲民主党・民主クラブなどの賛成多数で可決しました。自民党は3年ぶりに賛成しました。

日本共産党は都立・公社病院の地方独立行政法人化やカジノ誘致検討、羽田空港の「機能強化」経費、大型開発事業費を削減し、新型コロナウイルス対策、国民健康保険の負担軽減、都営住宅の新規建設再開、少人数学級拡大などを進める予算組み替え案を提出しましたが、否決されました。

星見てい子都議が組み替え案の趣旨を説明し、「一般会計予算案の1・7%を組み替えれば、80項目の切実な都民施策充実を図れる」と強調しました。

討論で原のり子都議は、介護基盤整備費を軒並み削減し、重過ぎる国保の負担軽減もないなど「都民が抱える困難に寄り添う予算案になっていない」と批判。

都立病院独法化、羽田新飛行ルート、カジノ誘致という三つの大問題の中止を求めました。

また、東京五輪の延期について関係者の影響、被害を最小限にし、追加費用負担をめぐって「公開の議論で都民が納得できる結論を」と求めました。

(2020年3月27日付「しんぶん赤旗」より)