【新型コロナ禍】「自粛続けば生活干上がる。イベント再開の指針示して」/宮本徹・吉良よし子議員ら音楽家ユニオンと懇談

新型コロナウイルスの感染拡大防止に対する政府からのイベント開催自粛要請を受けて深刻な影響が続くなか、19日、日本共産党の畑野君枝、宮本徹両衆院議員、吉良よし子参院議員は、日本音楽家ユニオンの土屋学全国本部代表運営委員らと懇談しました。

土屋氏(奥左)、ユニオン職員と懇談する(手前右から)宮本、吉良、畑野の各氏=19日、東京都新宿区(「しんぶん赤旗」提供)

同ユニオンは、職業音楽家と音楽関連の労働者約5200人の権利向上に取り組む労働組合です。

土屋氏は、自粛によるコンサートやライブの延期・中止について「実情を把握するため800人に対してアンケート調査を行ったところ、中止によるキャンセル料がほとんど支払われない事例が多数だった」「このまま自粛が続けば、音楽家の生活は干上がってしまう。自粛解除されてもすぐに再開できるわけではない。準備が間に合わない。集客も難しければ規模縮小になる」と窮状を報告。

「どういう条件なら再開できるのか、どういう対策が必要であるかなど政府による前向きな指針を示してほしい」「イベント自粛に対しては、休業補償など経済的な支援を含め、政府は責任を取ってほしい」などと訴えました。

畑野議員らは、引き続き国会で追及していくと表明しました。

(2020年3月20日付「しんぶん赤旗」より)