【動画あり】羽田新ルート「実機確認」開始/騒音 北風時最大69デシベル

2020年2月3日
国土交通省は1月30日、羽田空港に離着陸する飛行機が都心部を低空飛行する新ルート計画について、3月29日の運用開始を前に、旅客を乗せた実際の飛行機を飛ばせて運用手順を確認する「実機確認」を開始しました。

北風時に離陸する飛行機が荒川に沿って飛行するコースを、1月30日~2月12日の期間中7日間程度、南風時に着陸する飛行機が都心部上空を反時計回りに進入するコースを2月1日~3月11日の期間中7日間程度、新ルートでの飛行を行うとしています。

国交省が1月31日に公表した速報値では、江戸川区の第五葛西小学校で測定した騒音は最大69デシベル。
1回の飛行で、目安として銀行の窓口周辺と同程度の騒音とされる59デシベル以上が続いた時間は約38秒間でした。

江東区のある男性は「自宅は二重窓だが中にいても飛行機が飛んできたことが分かるほどだった。新ルートが本格的に開始され、次から次に飛行機が来たときに、どのようになるのだろうと感じた」と話していました。

江東区の都交通局大島総合庁舎で測定した騒音は最大68デシベル。1回の飛行で59デシベル以上の騒音が続いた時間は約31秒間。

(2020年2月2日付「しんぶん赤旗」より)