【高齢者 怒りの座り込み】 小池書記局長 激励あいさつ “弱い者いじめの政治やめよ”

2019年12月13日

徹底した社会保障の切り捨てを推進する安倍政権に対し、誰もが安心して暮らせる世の中を求める高齢者の厚生労働省前での座り込みは12日、2日目を迎えました。

主催は日本高齢期運動連絡会と東京都老後保障推進協議会。

座り込みは13日の昼まで続けられます。

冷たい風が吹き付ける中、参加者はリレートークで年金生活の苦しい実態を語り、国が75歳以上の医療費の2割負担への引き上げを狙っていることに抗議が相次ぎました。

新日本婦人の会の女性は、高齢者が年金だけでは暮らせずコンビニのアルバイトやビルの清掃などで働かざるをえない実態を告発。
「こんなに苦労して生活している中で、75歳以上の医療費負担を増やすなんてとんでもない」と訴えました。

立川市在住で初参加の女性(75)は「国民のために税金を使わない安倍政権に本当に腹が立つ」と語気を強めます。
年金だけでは足りない生活費を賄うために10月から仕事を始めたと言います。

小池晃書記局長
激励に駆け付けた日本共産党の小池晃書記局長(左から2人目)=12日、東京・霞が関(「しんぶん赤旗」提供)

「年をとれば病気やけがも増える。それを自己責任というのはおかしい」

日本共産党の小池晃書記局長が急きょ駆け付け、参加者をねぎらい、激励のあいさつをしました。

小池書記局長は、「『桜を見る会』で、税金を使った公的行事を私物化する一方で、庶民に消費税増税を押しつけ、社会保障を改悪する。弱い者いじめの政治は許せないという声を上げていきましょう」と訴えました。

(2019年12月13日付「しんぶん赤旗」より)