広がるフラワーデモ “性暴力根絶、みんなで”/吉良よし子、山添拓の両参院議員ら参加

性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、全国各地で行われました。4月にスタートしたフラワーデモは、回を重ねるごとに行動が広がっています。
今回は、少なくとも27都市で呼びかけがありました。

刑法改正

東京駅前には、およそ300人が参加。自身や周りの人が経験した性被害についてのスピーチを聞きながら、「みんなで社会を変えていこう」と手に花を持ってアピールしました。

参加者が次々とスピーチ。性暴力被害の当事者団体「Spring」代表の山本潤さんは、「ここに集まっている声をより多くの人のもとへ発信して、刑法の改正を含め社会を変えていきましょう」と語りました。

ライターの小川たまかさんは、さまざまな場所で「私は痴漢くらい気にしない」と話す人にも出会うけれど、「同時に、『同じ経験は他の人にさせたくない』と言います。性被害への認識や、万が一被害を受けた場合の相談先をもっと広げていきたい」とのべました。

吉良よし子参院議員と山添拓参院議員
吉良よし子参院議員(右)と山添拓参院議員(左)

上智大学教授の三浦まりさんは、学内でワークショップを計画するなど、大学での取り組みを紹介しました。
学生が加害者になる事件が相ついでいると指摘し、「学生の問題にせず、大学側が真剣に取り組まないといけません。学内でも、できることから変えていきたい」と話しました。

日本共産党の志位和夫委員長、藤野保史衆院議員、吉良よし子、山添拓の両参院議員が参加しました。

(2019年11月13日付「しんぶん赤旗」より)