保育の疑問・災害の不安 板橋で区議が街角トーク

街角トークで訴える石川区議と山内区議=3日、東京都板橋区(「しんぶん赤旗」提供)

東京都板橋区の東武線大山駅前で3日、石川すみえ、山内えり両区議会議員による街角トークが行われました。
話題は消費税減税、大山駅周辺の再開発、災害対策など多岐にわたり、しばらく立ち止まって聞き入る人や、「応援しているよ」と声をかける人もいました。

子ども連れで通りかかった女性は、「保育園の待機児童をどうやってなくすの」と質問。
2人の区議が、安心して預けられる認可保育園を増設する必要性を訴えると、女性も大きくうなずきました。
石川区議は、「区はいつもお金がないという。でも、区のためこみ金は707億円になっている。お金はあるんです」と指摘。

また区議会で議論された公立保育園の民営化条例に反対したのは共産党だけと紹介しました。

台風被害などが心配だと語る別の女性は「こんな時に増税なんてせずに、米国から買う戦闘機の数もせめて今年は減らして災害対策に回したらどうか」との声を上げました。
山内区議は、板橋区の災害対策が地震中心で風水害対策が不十分になっていることを紹介。
共産党区議団として、支援が必要な区民に支援が届くような対策の見直しを求めていくと語りました。

災害時の避難所となる小中学校の体育館にエアコン設置を要求してきた山内区議は「すべての学校体育館に設置しても25億円。区のためこみ金の一部でできる」と語り、切実な要求を掲げた運動をともに広げていきましょうと訴えました。

(2019年11月9日付「しんぶん赤旗」より)