【台風19号被害】共産党議員調査/指定避難所 家から8キロ

日本共産党の山添拓、吉良よし子の両参院議員は14日、台風19号被害に見舞われた東京都八王子市西浅川町、同市下恩方町を調査し、住民から聞き取りました。

鈴木ゆうじ市議、市川かつひろ前市議が同行しました。

住民から聞き取る吉良、山添両参院議員=14日、東京都八王子市恩方町(「しんぶん赤旗」提供)

西浅川町では、南浅川が氾濫し大量の流木や泥流が住宅地などに流れ込む被害や、流木等によって白山橋の欄干の一部が壊れるなどの被害が出ました。

高尾山が近い同町の住民らは「山から直径30センチ、長さ4メートルぐらいの間伐材が次々流れてきて川をあふれさせた」「流木が橋の欄干にぶつかるものすごい音が何度も聞こえた」と、当時の状況を語りました。

下恩方町では土砂崩れが発生し、現場近くを流れる北浅川も氾濫し住宅が床下浸水する被害が出ています。

住民は「指定避難所は、8キロも先。川のそばも通るし、途中で土砂崩れの危険もある」「川からも遠く、土砂崩れ現場からも離れた地区内の障害者施設が町会の判断に応え、避難所として開放してくれたことで、人的被害をださずに済んだ」と話しました。

山添議員は「一刻も早く日常を取り戻せるよう国や都に状況を伝える。避難所のあり方についての検証も求めたい」と話しました。

(2019年10月16日付「しんぶん赤旗」より)