声を政治に 新たな一歩/吉良よし子議員

2019年8月2日 ,

参院選振り返る

参院選東京選挙区(改選数6)で日本共産党の吉良よし子議員 は70万6,532票(得票率12.28%)を獲得し、2期目の当選を果たしました。

吉良議員に選挙戦を振り返っての思いや2期目への抱負を聞きました。

選挙戦では「あなたの声を政治に届け、社会を変える。それが日本共産党・吉良よし子の議席です。あなたの1票が政治を変える力です」「あなたの声を聞かせてください。必ず国会に届けます」と訴えた結果、街頭で一方的にスピーチするだけではなく、多くの人から声をかけられ対話になる、双方向の選挙になりました。

午後8時までの街頭演説を終えてから、「キラキラ☆サポーターズ」(吉良議員を応援する勝手連)の皆さんと数回にわたって取り組んだ「こんばんは宣伝」でも仕事帰りの会社員や、選挙権を手にしたばかりの若者と直接対話ができました。

多くの人が不安

吉良よし子参院議員(「しんぶん赤旗」提供)

「給料引き上げのため頑張ります」「ハラスメントをなくします」と政策を語りながらパンフレットを渡すと、「頑張って」などの声をいただきました。

こんばんは宣伝で出会った男性は声を詰まらせ、絞り出すように「生活が、仕事がつらいんです」「誰にも言えず、相談できなかった」と語りました。

「上の息子が弟2人のために進学をあきらめようとしている」と、私の演説を聞いていた女性が話してくれました。

こうした一つ一つの声を前に、多くの人が今の社会で不安や困難、生きづらさを抱えていることを改めて感じています。

そして、その苦しみや困難を取り除くために、政治を動かし、社会を変えるのが政治の仕事のはずです。

だから選挙では、希望を語ることに力を入れました。過労死をなくし、働く人の命を守る政治をつくる、最低賃金を時給1500円以上に引き上げる、ハラスメントを根絶する、高過ぎる学費を値下げし、本当の意味での無償化を目指す、給付制奨学金を創設するなど、希望が持てる政策を、消費税に頼らない財源の確保策も含めて訴えました。

私の応援スピーチに立ってくれたある学生は「僕たちは『社会なんて良くならない』と教えられてきたので、ずっとあきらめてきた。でも、あきらめなくていいんだと、税金の使い方、集め方を変えれば、希望ある政治を実現できるんだと、共産党と吉良さんが示してくれた」と語ってくれました。

希望を語る党の政策は、こういうあきらめや不安、困難を抱える人たちの思いと響き合うものだったと思います。

私は、公約実現に全力で取り組みたい。

憲法生きる社会

2期目の国会では、私は文教科学委員会、憲法審査会の委員を務めます。
過労死を生み出すブラック企業をなくすこと、学費の値下げ、奨学金制度の改善、ブラック校則の問題など、取り組みたい課題は山積しています。

選挙では「誰もが自分らしく生きられる社会、十人十色の人生に寄り添い支える政治を実現しよう」とも訴えました。
一つの価値観を押しつけ人権を侵害する政治を変え、一人一人の多様な生き方をちゃんと支える政治、憲法が生きる社会を目指して力を尽くす決意です。

希望の政治を目指す新たなスタートです。改憲や消費税増税などを狙う悪政とのたたかいも待っています。

何よりも、一人一人の声を聞き、その声を政治に届けるために、ここから新たな一歩を踏み出そうと思います。

(2019年8月2日付「しんぶん赤旗」より)