統一地方選後半(4月21日投票)がたたかわれる東京都内3カ所(練馬区、八王子市、大田区)で16日に開かれた演説会で、日本共産党の小池晃書記局長は、自民・公明などが支える市・区政が国民健康保険料(税)引き上げなど住民負担を押し付ける一方で、無駄遣いに熱中していると告発。

その中で日本共産党市・区議団が、住民の声を区政に届け政治を動かしてきた豊富な実績を語り、必勝を熱く呼びかけました。

声援にこたえる小池書記局長、神田順区長候補と、大竹辰治、黒沼良光、すがや郁恵、清水菊美、福井りょうじ、あらお大介、佐藤伸、杉山こういち、渡辺つよし の各区議予定候補=16日、東京都大田区(「しんぶん赤旗」提供)
大田区の演説会で小池書記局長は、今の区政が「暮らしを守る防波堤の役割を投げ捨てて、区民に負担増を押し付けている」と厳しく批判。

公共施設の使用料から学校給食費、保育料など、あらゆる負担増が強いられているが、ため込み金は1300億円を超えたと指摘。
最大840億円もの区民の税金を注ぐ新空港線建設について、採算の見通しはなく破たんは明らかだと述べました。

「区議会議員が区民の痛みを分かっていない」とし、共産党以外の区議による海外視察を批判。

「23区の中で、全議員を対象に税金を使って海外視察を毎年やっているのは大田区だけだ」とし、「安倍政権のもとで暮らしが大変なときに、大型開発や無駄遣いをやめて区民を守る役割を果た のが区議会議員ではないか。ところが議員が先頭にたって無駄遣いしている」と批判しました。

区議予定候補の大竹辰治、黒沼良光、すがや郁恵、清水菊美、福井りょうじ、あらお大介=いずれも現=、佐藤伸=元=、杉山こういち、渡辺つよし=ともに新=9氏が登壇。

小池書記局長は「共産党の9人全員当選が自公中心の冷たい区政を変える確かな力になる。区長選では市民と野党の共同候補・神田順氏の必勝を」と訴えました。

(2019年3月19日付「しんぶん赤旗」より)