学校体育館に空調設置 共産党都議団要求が実現へ/ 都知事が補正予算編成表明

東京都の小池百合子知事は19日の定例記者会見で、学校体育館や特別教室へのエアコン設置、倒壊の危険があるブロック塀の安全対策について、補正予算案を編成し12月の都議会定例会に提出する意向を表明しました。

学校体育館の空調設置などで補正予算を編成するようとに申し入れる日本共産党都議団=19日、都庁(「しんぶん赤旗】提供)
都は補正予算案で、エアコン設置やブロック塀対策について、国の補正予算案に補助率や補助単価を独自に加算する方針です。

小池知事は9月26日の都議会で、日本共産党の とくとめ道信都議が学校体育館のエアコン設置などについて、補正予算の編成を含め直ちに取り組むよう求めたのに対し、「都立高校の体育館への整備を速やかに進める。公立小中学校の体育館にも補正予算編成など緊急対応を行い、区市町村を支援する」と答弁していました。

19日の知事会見に先立ち、共産党都議団(曽根はじめ団長、18人)は、学校体育館などへのエアコン設置やブロック塀対策を盛り込み、補正予算を早急に編成するよう知事に申し入れました。

党都議団の申し入れでは、国の補正予算案について「額・規模は極めて不十分だ」と指摘。
国の補正予算案への対応にとどまらず、学校の体育館・特別教室へのエアコン設置、ブロック塀対応など、都独自の対策を盛り込んだ補正予算案を早急に編成し、12月都議会に提出するよう求めました。

(2018年10月20日付「しんぶん赤旗」より)