【米空軍オスプレイ 横田基地飛来】「無通告訓練 抗議せよ」宮本徹、山添拓両議員が防衛省に要求

日本共産党の宮本徹衆院議員、山添拓参院議員らは2日、国会内で防衛省に対し、米空軍特殊作戦機CV22オスプレイの国内初訓練が米軍横田基地(東京都)周辺自治体への事前通告なしに実施されたことに抗議し、中止させるよう要求しました。

防衛省職員に抗議し、事情を聞く(左から)宮本、山添の両氏ら。=2日、衆院第1議員会館(「しんぶん赤旗」提供)
防衛省地方協力局地方調整課によると、6月28・29両日、同基地と米軍厚木基地(神奈川県)の現場で同省職員がオスプレイの離着陸を目視したといいます。

しかし、詳細については「米側から『運用に関することであり回答できない』と説明があった。引き続き情報提供を求めている」と述べました。

宮本議員は、監視活動をしている住民らが旋回飛行や「タッチ・アンド・ゴー」の訓練を確認したと指摘し、「事故など繰り返しているオスプレイの訓練に、地元住民は到底納得できない。無通告での訓練開始に対して、日本政府として抗議すべきだ」と要求しました。

山添議員も「米軍側に情報提供を求めても、これまで何も得られていない。米軍の判断次第であり、やりたい放題になっている」と批判。
横田基地へのオスプレイ配備計画は、国際情勢の変化への逆行だとして中止を強く求めました。

(2018年7月3日「しんぶん赤旗」より)