豊洲新市場の汚染問うシンポ「都の対策はごまかし」/曽根はじめ、大山とも子、あぜ上三和子各都議が参加

2018年5月20日

東京都が築地市場(中央区)の移転先とする豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)の土壌・地下水汚に染対策を問うシンポジウムが19日、中央区で開かれました。

「専門家と市民による築地市場の豊洲移転検証会議」が主催しました。

寺西俊一・一橋大学名誉教授が主催者あいさつ。

NPO法人日本地質汚染審査機構の楡井久理事長、水谷(みずのや)和子1級建築士、化学物質問題市民研究会の藤原寿和代表が豊洲予定地の土壌・地下水・地下空気の汚染の実態や、都が行った「追加対策」の問題点、有害物質による健康への影響などについて報告しました。

楡井氏は「盛り土で対策というのはごまかしだ。豊洲予定地がこの対策でOKとなったら、全国で『この程度でよい』ということになり、日本の国土が汚染されてしまう」と述べました。

築地市場業者でつくる「築地女将さん会」の山口タイ代表は、「豊洲移転して良いことは何もない。世界遺産に』とも言われる築地を守るため、みんなで頑張る」と発言しました。

シンポジウムには日本共産党の曽根はじめ、大山とも子、あぜ上三和子各都議も参加しました。

(2018年5月20日付しんぶん赤旗」より)

中澤誠・東京中央市場労働組合執行委員長のtweet