みんなの政治取り戻す 市民連合と3野党が共同街宣(渋谷)

市民連合が主催する街頭宣伝「みんなのための政治を、取り戻す」が9日、東京・渋谷駅前で行われ、日本共産党、立憲民主党、社民党の3野党の書記局長・幹事長がそろってあいさつしました。

3野党の代表が宣伝カーの上に姿を見せると「頑張れー」の掛け声と盛大な拍手で熱気にあふれ、道行く人も足を止めて訴えに耳を傾けました。

日本共産党を代表して小池晃書記局長が登壇すると、「小池さーん」とひときわ大きな声援が送られました。小池氏は、党首討論で安倍首相が冒頭解散をした理由として「共産党の小池さんが解散しろと言った」と述べたことにふれ、「“冒頭解散せよ”なんて言っていない。私の言うことを聞いてくれるのであれば『総理大臣辞めてください』と言いたい」と訴えると、「そうだ」の声と笑いが起きました。

小池氏は、安倍首相が名付けた「国難突破解散」に対し「安倍氏が首相であることが一番の国難だ。市民と野党の力で安倍政権を倒し、国難を突破しよう」と呼びかけ、「共産党は立憲民主党、社民党、希望の党に入らない無所属の方たちと力を合わせてたたかう」と表明。盛大な拍手に包まれました。

立憲民主党の福山哲郎幹事長は、安保法制に賛成しろという希望の党には行けないと考え、民進党を離れたと説明。「市民連合から要望をいただいている政策はすべて実現する。腹の底からこの国を変えたい」と述べ、「頑張れー」の声援が飛びました。

3野党が揃って訴えた市民連合の街頭演説
社民党の又市征治幹事長は、野党共闘を立て直すことができたとして「尊厳ある生活を可能にする。3野党と市民の協力で大きく声をあげ、皆さんとともにたたかう」と力を込め、大きな拍手に包まれました。

3野党が揃って訴えた市民連合の街頭演説市民連合の山口二郎法政大教授が開会あいさつをしたほか、学者や青年らが次々と思いを訴えました。
(「しんぶん赤旗」2017年10月10日付より)