野党連携へ 東京の6選挙区一本化

20区 宮本候補を社民が支援

記者会見写真
会見する(左から)田川、小泉、谷川、若林、冨田、宮本、岸の各氏と曽根はじめ都議=4日、東京都庁

日本共産党東京都委員会(若林義春委員長)は4日、総選挙で、市民と野党の共闘の勝利で安倍政権を退場させる立場から、都内の6小選挙区で共産党候補の立候補を取り下げ、立憲民主党と社民党の候補を応援し、比例での共産党の躍進に力を尽くすことを発表しました。

立候補を取り下げるのは、▽1区・冨田なおき▽5区・宮本栄▽6区・岸たけし▽7区・谷川智行(比例東京ブロック重複)▽18区・小泉たみじ(以上は立憲民主党の候補に一本化)▽21区・田川豊(社民党の候補に一本化)-の6氏。谷川氏は、比例単独候補として活動します。社民党との間では、同党が20区で共産党の宮本とおる候補=現、比例重複=を支援することで合意しました。

6氏とともに都庁で会見した若林氏は三党間には「政策的に深い一致が確認できている」と強調。6選挙区のうち5選挙区は民主党の現職および元職の有力候補が立つ接戦区で「わが党が支援すれば十分勝てると考え、自主的判断で候補を取り下げることとした」と述べました。

6氏を代表して谷川氏が「安倍政権の暴走政治を終わらせてほしいという市民の願いと一つに、立憲民主党候補の勝利と共産党の比例での躍進のため、先頭に立って頑張りたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2017年10月5日付より)