《葛飾区・和泉なおみ都議》大激戦を必ず勝ち抜く/志位委員長が訴え

2017年6月13日 , ,
訴える和泉なおみ都議(右)と志位和夫委員長(左)=10日、東京都葛飾区
訴える和泉なおみ都議(右)と志位和夫委員長(左)=10日、東京都葛飾区

日本共産党の志位和夫委員長は10日、東京都議選で、いずれも定数4を争う大激戦の葛飾区の和泉なおみの必勝をめざし、街頭演説を行いました。志位氏が、共謀罪と憲法9条、築地市場の豊洲新市場への移転問題、福祉・暮らしを押しつぶす「逆立ち都政」という三つの大争点を示して、「平和、食の安全、都民の暮らしがかかった選挙です。どうか都民の願いをこぞって日本共産党に託してください」と訴えると、盛大な拍手と歓声が節々で湧き起こりました。

◆志位委員長の豊洲新市場問題に関する訴えはこちら

「頑張れ頑張れ、なおみ!」のコールが起きた葛飾区・亀有駅前。和泉都議は「国保は都民の命を守るはずなのに、高すぎる保険料が都民を苦しめている。こんな政治を変え、暮らし・福祉を都政の真ん中にすえよう」と力を込めました。

志位氏は、厚生委員会で和泉都議の発言回数が他党を圧倒し、一議員として六つの条例案を提案したことは都議会史上初だと紹介。「葛飾と東京の『宝の議席』です。必ず大激戦を勝ち抜かせてください」と訴えました。

志位氏は、「加計学園」疑惑をめぐり、文部科学省が「再調査」の方針を示したことに言及し、「国民の声が大きく安倍政権を追い込んでいます。すぐに結果を公表するべきです」と指摘。「文科省だけでなく、圧力をかけた内閣府への調査も必要です。前川喜平・前文科省事務次官の証人喚問を行い、この問題の真相を徹底究明し、きちんと真実が貫かれる政治をつくりましょう」と訴えると、「その通り」の声と拍手が飛び交いました。

「9条改悪をどうやって止めるか」と問いかけた志位氏は、安倍晋三首相が憲法9条に自衛隊を明記する改憲を行うと宣言するもと、4野党が党首会談(8日)で「安倍政権の下での憲法9条の改悪反対」を確認したことを報告。「私は心から呼びかけたい。『安倍改憲を許すな』の一点で、立場や思想・信条の違いを超えて力をあわせ、国民的大運動を起こそうではありませんか」と訴え、最初の審判の場となる都議選で平和の願いを日本共産党に託してほしいと力説しました。

(「しんぶん赤旗」2017年6月11日付より)