《豊洲移転》中止含め検討を“汚染問題は未解決”/築地市場前で党都議団宣伝

築地市場の移転中止を含む検討をと訴える(右から)和泉なおみ、尾崎あや子、白石たみお、の各都議
築地市場の移転中止を含む検討をと訴える(右から)和泉なおみ、尾崎あや子、白石たみお、の各都議

日本共産党東京都議団は10日朝、築地市場の豊洲移転の中止を含む本格的な検討を求める宣伝を、中央区の築地市場前で行いました。

都議らは、豊洲新市場予定地の土壌汚染問題などについて書いたチラシを配り、小池百合子知事宛ての署名を呼びかけました。

署名は、新市場の建物下で土壌汚染対策の盛り土が行われず、汚染物質を含んだ地下水の上昇を抑える地下水管理システムも機能していない問題を指摘し、食の安全・安心が保障できなければ豊洲移転を注視するよう求めています。

曽根はじめ都議はハンドマイクで「豊洲の汚染問題はまったく解決していません。無理に移転して新たな汚染が発見されたら、仕事ができないことにもなりかねません。移転中止を含む本格的な検討を求めましょう」と訴えました。

買い物袋を手にした観光客や、市場で働く人らが署名しました。市場労働者の男性は「共産党頑張って」と署名に応じ、ターレ(小型輸送車)の上から声援を送る男性の姿もありました。

(「しんぶん赤旗」2016年12月11日付より)