戦争法廃止へ地域の運動広く

憲法守るために安倍政権を倒そう

東京・世田谷で集い〜保坂区長もメッセージ〜

戦争法廃止の展望を語る小林氏(右から3人目)=26日、 東京都世田谷区(「しんぶん赤旗」提供)
戦争法廃止の展望を語る小林氏(右から3人目) =26日、東京都世田谷区(「しんぶん赤旗」 提供)

東京都世田谷区の市民団体や労働組合などでつくる「生かそう憲法!今こそ9条を!世田谷の会」が結成10周年を記念して26日夜、同区の成城ホールでつどいを開きました。約400人が参加し、小林節・慶応大学名誉教授が講演し、保坂展人区長のメッセージが読み上げられました。参加者は「地域での運動を広げ、戦争法を廃止しよう」との思いを新たにしました。
青年、ママ、行政関係者など各分野の区民代表がリレートークし「戦争は多くの人の命をなくす、あってはならないこと。戦争する国にしにあよう、全力を尽くす」(私立男子高校生)、「戦時中、区役所職員は軍の命令で赤紙を配り歩いた。二度と戦争に加担してはいけない」(世田谷区職員労働組合)などと話しました。
区民の発言を受けてマイクを握った小林氏は、立憲主義や議会政治を否定する安倍政権の危険性を指摘。戦争法廃止の国民連合政府を提案した共産党の姿勢を評価し「民主党などとの野党協力で参院選で与野党を逆転させ、次の衆院選での勝利につなげる。憲法を守るために力を合わせて、安倍政権を倒そう」と訴えました。
保坂区長はメッセージで「衆参の『ねじれ』を生じさせれば、(安保法制の)国会承認は回避できる」と述べ、来夏の参院選での野党勝利の意義を強調。「今こそ、民意が試されている」と呼びかけました。
日本共産党の中里光夫、たかじょう訓子の両区議と社民、生活者ネットの各区議、民主党の元参院議員が参加し、紹介されました。

(「しんぶん赤旗」2015年10月28日付より)