「しんぶん赤旗」こんな魅力も(7) 登竜門・新人王戦を主催

囲碁将棋

「しんぶん赤旗」は、日本の伝統文化である、囲碁と将棋の新人王戦の主催紙です。将棋は今期で第53期、囲碁は第47期と、いずれも約半世紀の歴史をもつ棋戦として定着しています。

ユニークなのは、「新人王戦」の名前のとおり、囲碁は25歳・六段以下、将棋は26歳・六段以下と、若手の棋戦であることで、毎年、毎年、若い新鋭の棋士が登場します。

歴代の新人王のリストをながめれば、その後にタイトル保持者となった一流棋士が多く、「一流棋士への登竜門」として注目されてきました。

記憶に新しいところでは、将棋の藤井聡太四冠は第49期(2018年度)新人王ですし、囲碁の関航太郎天元は第45期(20年)新人王、19年に史上初の10代名人となった芝野虎丸九段は第42期(17年)新人王です。

日刊紙では毎日、囲碁・将棋欄で新人王戦の熱戦の観戦記が掲載されています。

日曜版でも、囲碁と将棋の新人王戦の観戦記が週替わりで掲載され、月に1度の実力認定テストは、一定の点数に達すれば段級位の認定がもらえるもので、いずれも新人王が出題・解説します。

また、詰碁・詰将棋に加え、詰連珠が掲載されるのは「しんぶん赤旗」の特徴です。

(囲碁・将棋・行楽部 原田浩一朗)

(「しんぶん赤旗」2022年1月25日付より)