都立大生 支援強化を/東京 コロナ禍で負担増と福手氏

2021年10月13日
質問する福手ゆう子都議=7日、都議会総務委員会(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の福手ゆう子東京都議は7日の都議会総務委員会で、新型コロナウイルスの中で経済的精神的負担が増している都立大学の学生への支援を強めるよう求めました。

福手氏は「学生の生活実態は経済的負担増が継続している」と述べ、アルバイト先が休業になり貯金を切り崩したり、学生・教職員らがらが取り組むフードバンクを利用したりして生活している学生の声を紹介。同大学が今年度、学生にお米券を配布した一方、今年度打ち切った学生の独自給付金について継続・拡充を求めました。

都総務局の片山和也担当部長は「感染動向や学生の状況を把握しつつ適切に対応する」と答えました。

福手氏は授業再開について、コロナ禍長期化で「外に行けずこもってしまい、人と話す機会がなく疲れた」という学生の声を示し、「対面授業の重要性を学生の健康支援の観点でとらえ、授業のあり方の検討を」と要求。

南大沢キャンパス(八王子市)の講堂をワクチン大規模接種会場に提供しているため、他施設に学生サークルの申し込みが集中したり、学外施設を借りる費用がかかったりしているとして、対応を求めました。

(「しんぶん赤旗」2021年10月13日付より)