外環道陥没 東日本高速に対応ただす

田中都議候補と山添・吉良議員

東日本高速をただす(前列左から)田中、山添、吉良の各氏=23日、参議院議員会館(写真提供:しんぶん赤旗)

東京外環道(練馬ー世田谷区間)の地下工事で、調布市で地表の陥没などが起きた問題で、日本共産党の山添拓、吉良よし子両参院議員、田中とも子都議候補(北多摩3区)は23日、東日本高速をただし、住民に寄り添った対応をするよう求めました。地域の住民も同席しました。

参加者は、地盤の補修にあたって同社が住民に仮移転などを求めていることについて、ボーリング調査が不十分で、地盤の状況や検討している工法についてまともな説明もないと批判。被害住民は、地盤の補修を行うためには地権者の同意が必要であることを「肝に銘じるべき」と怒りの声をあげました。

担当者は「ご迷惑をおかけし心からおわびしたい」と述べ、家屋などの被害補償について、約1000軒の対象のうち4分の1から調査希望があり、50件ほどで補償を実施中または完了と説明。地盤の補修は地権者の同意を得て行うとし、住民の意向をふまえて方法を検討し、工事内容は事前に説明すると述べました。

田中氏は、同社が住民への対応は個別にしていることについて、集団での交渉に応じるよう求めました。

(2021年6月25日付「しんぶん赤旗」より)