そね都議を囲みつどい/北区 五輪・校則問題…質問次々

そねはじめ都議の話を聞<青年=29日、東京都北区(写真提供:しんぶん赤旗)

東京都北区で29日、北地区委員会は、そねはじめ都議、のの山けん区議を囲んで、青年のつどいを開きました。

青年の「オリンピックを本当にやるのか」という質問に、そね氏は「共産党の都議選の政策や訴え『五輪は中止しコロナ対策に集中を』と訴えていこう。1日から始まる都議会でも小池百合子都知事に追及する」と答えました。

のの山氏が、都内の子どもをオリンピック観戦に動員することが検討されていることを報告すると「大問題じゃないですか」「学徒動員を連想してしまった」と驚きの声が上がりました。

そね氏は今年の3月の都議会で「こども基本条例」が全会一致で成立したことを報告し、「子どものことは子どもの意見や要望に基づいて決めなければならないと決まった。しかし子どもの意見は何も聞いていない」と指摘。共産党の修正案で3年後の見直しの際に子どもの意見を聴く機会が設けられることになりました。

校則問題が話題に上がると青年からは「ツーブロックが禁止されている理由が理解できない」「地毛証明書は人種差別じゃないか」と声が上がりました。

「労働者を酷使する企業はどうすればなくなりますか」という質問にそね氏は、「日本では8割以上の職場に労働組合がありません。労働組合には企業と対等に交渉できる権利が認められていますが現状はそこが弱い。政治的にカバーしながらもっと強くなってもらう必要がある。私も議席を確保してお手伝いしていきたい」と答えました。

そね氏はパンフレットを示しながら、これまで水害対策の前進や特別養護老人ホームの多床室の実現など住民の声を実現してきたことを紹介。「今、関心事になっているワクチン接種も、システムの改善を進めスムーズに受けられるようにお手伝いするとともに、駅前での無差別のPCR検査に取り組んでいきたい。ジェンダー問題もさまざまな障壁があるし、政治の世界は遅れている。私自身も学びながら追求していきたい」と語りました。

(2021年6月1日付「しんぶん赤旗」より)