都立病院守る議席を/墨田区・伊藤大気都議候補ら

宣伝する伊藤大気都議候補(右)と原務区議(左)=10日、東京都墨田区(写真提供:しんぶん赤旗)

東京都墨田区で10日朝、伊藤大気都議候補と原務区議が、緑、石原両地域後援会と一緒に地下鉄両国駅前で宣伝しました。

小学生の子どもを持つ伊藤候補は、東京五輪の競技観戦に都内約81万人の児童を動員する計画について、16歳以下は新型コロナワクチン接種の対象に含まれていないことを示し「子どもたちが感染する危険性を高めるだけであり、中止すべきです」と訴えました。

ビラを受け取った女性は「五輪はやめた方がいい」と話しました。

伊藤候補は、小池都政が大型開発、大企業優先の「稼ぐ東京」を推進する一方で、コロナ禍で苦しんでいる中小事業者や医療機関への補償が不十分な現状を伝え、減収補てんの必要性を語りました。

墨田区の都議選定数は3。現在党議席はありません。伊藤候補は、小池都政が進める都立、公社病院の独立行政法人化を批判。「墨田、都民の宝である都立墨東病院を守る唯一の議席になる」と党の価値を強調し、「都政を変えていきたいという声を託してください」とよびかけました。

(「しんぶん赤旗」2021年5月11日付より)