「国の謝罪ない」怒り/外環道陥没 笠井亮衆院議員ら住民と懇談

外環道の陥没・空洞問題で住民と懇談する笠井氏(正面中央)ら=10日、東京都調布市(写真提供:しんぶん赤旗)

日本共産党の笠井亮衆院議員、曽根はじめ、原田あきら両東京都議、田中とも子都議予定候補、党調布・狛江両市議団は10日、東京外環道の地下トンネル掘削が行われている調布市で、工事の被害を受けた住民と懇談しました。

同市では昨年10月に、シールドトンネル直上で道路陥没が発生。今年1月にかけて3カ所で地下空洞が見つかりました。国などの有識者委員会はトンネル施工が「要因の一つである可能性が高い」としています。

懇談で「外環被害住民連絡会・調布」の住民は、沿線で行っているアンケート調査の結果を紹介。「シールドマシンがこの地域を通過する前から、住民が振動を訴えていたのに、そのまま掘進して陥没や空洞が発生した」「陥没や空洞で、私たちは住み続けられるのか不安だ。国などは住民に直接謝罪せず、問い合わせても答えない。都合の悪い情報は開示しない」と訴えました。

笠井氏らは「みなさんの怒りはその通り。外環道は費用も大きく膨らんでおり、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、少なくとも建設は立ち止まるべきです。国会、都議会、市議会で、みなさんの声を示して追及していきたい」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2021年2月11日付より)