東京12区から池内さおり衆院候補必勝を/志位委員長が赤羽で訴え

訴える志位和夫委員長(中央)、池内さおり衆院東京12区・比例候補(右)ら=15日、東京都北区(右)(「しんぶん赤旗」提供)

 日本共産党の志位和夫委員長は15日、東京都北区の赤羽駅前で街頭演説を行い、衆院小選挙区東京12区の池内さおり予定候補(比例代表重複)を応援し、「池内さおりさんを東京12区で野党統一候補にしていただき、東京12区から国会に必ず押し上げてください」と熱く訴えました。

 志位氏は池内予定候補について、「1期3年の国会議員としての活躍は素晴らしいもの」と強調。▽初質問で性的マイノリティーの人権問題を取り上げ、この問題を国政の重要な問題に押し上げた▽性暴力の根絶にむけた対策強化を求め、110年ぶりの刑法改正に道を開いた▽子どもの貧困を自分たちで発見し、社会に発信した高校生の取り組みをバッシングする事件が起こったとき、高校生の運動に心を寄せ、国会で取り上げた―ことなどを紹介しました。

 その上で、「池内さんは当選1期目に、ジェンダー平等と個人の尊厳を求め、政治を動かす先駆的な論陣を張ってきました。絶対に国会に戻ってきてもらわなくてはなりません。どうか東京12区から、『オール野党』と市民の連帯を広げに広げ、必ず国会に押し上げてください」と訴えました。

 志位氏は、総選挙にどういう姿勢で臨むか、コロナの体験を踏まえて、どういう新しい日本をつくるかについて縦横に語りました。

 菅義偉首相による日本学術会議への不当な人事介入を厳しく批判するとともに、新自由主義を転換して、新しい日本をつくる日本共産党の「七つの提案」を語り、「次の総選挙で、政権交代、野党連合政権の実現を」と訴えると、節々で聴衆から大きな拍手が湧き起こりました。

 池内氏は、虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)を受ける女性の特別給付金の支給に同席してきたと述べ、「困っている人を切り捨てない、人と人とをつなぐ政治をつくろう。今度こそ小選挙区から勝ちあがらせてください」と力を込めると、盛大な拍手とドラムの音に包まれました。曽根はじめ都議が訴えました。

 応援に立った立憲民主党の、うすい愛子北区議は、池内予定候補はマイノリティー側に寄り添ってくれる人と紹介し、「党は違うが目指しているところは同じ。この北区で池内さんを応援したい。こんな人こそ国会に送り出したい」と述べました。新社会党の福田光一北区議が紹介されました。

 カフェを営む橋本弥寿子さんは「みんなで投票に行き、『つらい』『悲しい』という気持ちを野党共闘へと生かしませんか」と呼びかけました。

(2020年10月16日付「しんぶん赤旗」より)