【足立区】自民区議のLGBT差別質問/野党3会派が撤回迫る

 日本共産党東京都足立区議団は、自民党の白石正輝区議が行った性的少数者を差別する発言について6日、立憲民主党、議会改革を全力で推し進める会と野党3会派共同で、厳重注意、発言撤回・謝罪を求めるように、鹿浜昭議長に申し入れました。

 白石氏の発言は「レズやゲイが完全に広がったら足立区が滅びる」「普通に結婚して、普通に子どもを産むことが、いかに人間にとって大切なことか」という内容で、LGBTの人、性的少数者を差別し、希望していても子どもができない人の心情を傷つけるもので、9月28日に本会議質問で行われたもの。

 土屋のり子区議(議会改革)は申し入れで「心が震えるぐらいの怒りを感じた。タウンミーティングを開いてほしい」など当事者の声を紹介。ぬかが和子区議(共産党)は「白石氏の発言は人間の多様性を否定し、当事者を傷つけ、区のイメージも大きく損なうものだ」と批判しました。

 申し入れには、はたの昭彦議員(共産党幹事長)、鈴木あきら議員(立民幹事長)も参加しました。鹿浜議長は「対応を検討したい」と答えました。

(2020年10月2日付「しんぶん赤旗」より)